分譲マンションの購入時に必ず一度は耳にするフレーズがあります。
それは「マンションは管理を買え」です。
マンション管理っていったい何を指すのでしょうか。
受付業務・設備の点検保守業務・管理組合への報告業務等々です。
分かり易く言い換えれば、訪問者の対応、建物が壊れていないか、清掃といったところでしょうか。
これはマンション購入後の住みやすさに、大きく影響するものばかりです。
特にマンションや付属施設の劣化は建設後の管理に左右されます。
定期的に屋上、外壁、手すり、給排水設備を点検することにより、修繕費が高くなることを防いでいるのです。
特にコンクリート部分のひび割れは初期の段階で見逃すと、大きな出費に繋がるので要注意でしょう。
ひびが入ったところに雨水や炭酸ガスが侵入し、アルカリ性のコンクリートを中性するのです。
すると、中に埋め込まれた鉄骨を錆びさせ、建物自体を大きく劣化させてしまいます。
鉄筋コンクリートの内部まで劣化させたのですから、修繕費用はかさむでしょう。
マンション管理をするということは、財産を守るという意味でもあるのです。
「マンションは管理を買え」とは、マンションの実態を適切に表現したものと言えるでしょう。